・ヨンデミーのレベルって何?
・実際にヨンデミーを使っている人のレベル感が知りたい!
そんな疑問を解決します!
ヨンデミーには、本の“難しさ”を数値化した独自のレベル指標「YL(ヨンデミーレベル)」があり、この数値を目安にすることで、子どもの今の読書力にぴったり合った本を選ぶことができます。
「〇年生向け」といったざっくりした基準ではなく、一人ひとりの読む力や興味に合わせて本を選べるのが大きな特徴。
実際、読書が苦手だった姪は中1の頃にYL30前後から始めて、最終的には『はてしない物語』や『影との戦い』のようなYL50超の本も楽しめるようになりました。
小学生の息子は、無理のないレベルから少しずつステップアップし、今では毎月何冊も読むようになり、未就学児の娘もYLの低い絵本で「読書好き」に。
この記事では、我が家の3人の実体験をもとに、「ヨンデミーのレベル(YL)とは何か」「なぜ読書の入口として有効なのか」をわかりやすくご紹介します。
「子どもに合った本が見つからない」と悩んでいる方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
ヨンデミーのレベル(YL)とは?
本の難易度を数値で見える化した指標
ヨンデミーの大きな特徴のひとつが、読書レベル(YL=Yondemy Level)という独自の指標で本の難しさを数値化している点です。
これは、英語圏で広く使われている「Lexile指数」に着想を得たもので、日本語の絵本や児童書において本格的に導入されたのはヨンデミーが初めて。
このYLは単に「長い文章=難しい」ではなく、
- 漢字の使用率
- 一文の長さ
- 語彙のレベル(抽象度や比喩表現など)
といった複数の要素を分析して算出しており、かなり精密です。
親としては「この本、うちの子には難しすぎないかな?」と悩むことも多いですが、YLの数値があることで、子どもの読書力に合った“ちょうどいい本”を選びやすくなりました。
学年別ではなく「読書力」に合わせて選べるのが魅力
「この本、小学2年生向けって書いてあるけど、うちの子にはまだ難しそう…」
そんな経験、ありませんか?
実際、子どもの読書力って学年だけでは測れないんですよね。
読書が好きな子もいれば、苦手意識を持っている子もいます。
ヨンデミーのYLなら、「何年生だからこの本」ではなく、「今の読む力に合った本」に出会えるのが本当にありがたいです。
たとえば我が家の小1の息子は、ヨンデミーを始めた当初、読書があまり好きではありませんでした。
そんな彼でも、YL15の絵本からスタートして、自信がついてくると徐々にステップアップ。
今ではYL40台のファンタジー小説も読めるようになっています。
そして一番驚いたのが、中1でヨンデミーを始めた姪の変化。
小学校時代は「読書=退屈な宿題」という感覚だったのが、ヨンデミーでYL30前後の物語から入り、読書に夢中に。
中3になるころには『はてしない物語』(YL53)や『影との戦い』(YL54)といった、分厚い本も「面白い!」と読破するようになっていました。
このように、「子どもに合ったレベルから始めて、少しずつ成長できる」のが、ヨンデミーレベル(YL)のいちばんの魅力だと感じています。
ヨンデミーレベル(YL)の数値と本の難易度対応例
「YL(ヨンデミーレベル)」って、実際どのくらいの本にどの数値がついているの?
……と疑問に思われる方も多いと思います。
ヨンデミーでは、子ども向けの有名な本にYLを付けて公開しており、これを見ると大体の難易度感がつかめます。
以下はその一部ですが、「あ、この本知ってる!」というタイトルも多いのではないでしょうか。
YL | 代表的な本のタイトル |
---|---|
13 | 親切なともだち、あおくんときいろちゃん |
20 | もうぬげない |
27.7 | くまのこウーフ |
33 | エルマーのぼうけん |
38 | ふたりのロッテ |
46 | モモ、バッテリー |
52.4 | ハリーポッターと賢者の石 |
54〜56 | 影との戦い、精霊の守り人 |
たとえば我が家の6歳の娘は、「もうぬげない(YL20)」が大のお気に入り。
ユーモラスな絵と言葉のテンポがぴったりで、何度も声に出して読んではゲラゲラ笑っていました。
絵が多めで、でもストーリーもちゃんとあって、初めての「ひとり読み」にぴったりな一冊です。
また、10歳の息子は最近「ふたりのロッテ(YL38)」を読破しました。
ページ数は多めですが、YLの指標で「ちょっと背伸びだけどいけそう」と判断してチャレンジできたのが大きなポイント。
読み終えたあとは毎日感想を提出し、「このキャラの気持ちって…」と、内容について話すのが楽しかったようです。
ヨンデミーレベル(YL)と漢検の関係
ヨンデミーの読書レベル「YL」は、実は漢字検定(漢検)とも連携しているのをご存じですか?
2024年からは、日本漢字能力検定協会と公式に提携。
これにより、「いま読んでいる本のYL」から、「どの級の漢検が目標になるか」が自然とわかるようになりました。
「なんとなく読書」ではなく、“学び”につながる読書習慣が身につくのが、親としてもうれしいポイントです。
漢検と連携しているから、目標が明確に
ヨンデミーのYLと漢検級の対応は、以下のようになっています。
YL範囲 | 漢検レベル(目安) |
---|---|
YL15–20 | 漢検10級(小1レベル) |
YL20–25 | 漢検9級(小2レベル) |
YL25–30 | 漢検8級(小3レベル) |
YL30–35 | 漢検7級(小4レベル) |
YL35–45 | 漢検6級(小5〜6レベル) |
YL45–50 | 漢検5級(中1レベル) |
YL50–55 | 漢検4級(中2レベル) |
YL55–60 | 漢検3級(中3〜高校初級レベル) |
この対応表を知ってからは、「じゃあ今のYLに合う漢検を目指してみようか」と、我が家でも自然と目標設定ができるようになりました。
たとえば息子の場合、漢検9級を取ったあと、「もうちょっとむずかしい本にもチャレンジしてみようかな」と言いながら、YL25〜30の本を選んで読むように。
漢字に対する抵抗が少なくなっていたからか、「これなら読めるかも」と前向きに取り組めていたのが印象的でした。
「読書=漢字の勉強」となると抵抗感が出そうですが、ヨンデミーの場合は物語に入り込みながら自然と漢字力も身につくから、子どもにとっては“勉強っぽさ”がないのもいいところ。
実際にヨンデミーを使って感じたレベル感【体験談】
ヨンデミーは、ただ「おすすめの本を教えてくれる」だけのサービスではありません。
実際に使ってみて感じたのは、子どもの読書に対する意識や習慣まで変えてくれる、そんな力があることです。
ここでは、我が家でヨンデミーを活用してきた中学生の姪、小学生の息子、そして未就学児の娘、それぞれのリアルな体験をご紹介します。
中学生の姪の場合(中1〜中3まで継続)
もともと「本なんて読まないよ〜」と言っていた姪。
学校の課題で感想文を書くのも苦手で、読書習慣はほとんどありませんでした。
そんな姪がヨンデミーを始めたのは中学1年のとき。
最初は「感想とかめんどくさい〜」と渋々取り組んでいたものの、週1ペースで読み進めるうちに少しずつ変化が。
感想を送ると先生から丁寧なコメントが届き、
「ちゃんと読めた!」「伝わった!」という小さな達成感が、彼女のなかで次第に喜びになっていきました。
中学3年の今では、毎月10冊以上の本を自ら選んで読み切るまでに成長。
「この本、泣けるよ」「これ、すごく考えさせられた」と、家族にも本をすすめてくれるようになりました。
関連記事:ヨンデミーは中学生にも使える?実際に3年間使った姪のリアルな感想とメリット・デメリット
小学生の息子の場合(7歳〜現在も継続中)
読書があまり好きではなかった息子。
本を渡しても「これ長い」「つまらなそう」と、なかなか読み進められませんでした。
そんな彼がヨンデミーで最初に手に取ったのは、YL15のやさしい物語。
読める!楽しい!と感じたのがうれしかったようで、それが自信になり、少しずつ読む量が増えていきました。
読書が苦にならなくなったころには、「エルマーのぼうけん(YL33)」や「ふたりのロッテ(YL38)」といった物語も楽しめるように。
今ではYL40前後のファンタジー小説もひとりで読み切るほどになっています。
さらにうれしかったのが、感想文を通じて語彙力や表現力がぐんと伸びたこと。
学校の作文でも「言葉が豊かだね」と褒められることが増えました。
未就学児の娘の場合(3歳〜6歳)
娘は3歳のときからヨンデミーを利用しています。
まだ文字がしっかり読めない時期でしたが、音声読み上げ機能やイラストたっぷりの本のおかげで、親子の読み聞かせタイムがグンと充実しました。
とくにお気に入りは、「あおくんときいろちゃん(YL13)」や「もうぬげない(YL20)」。
何度も読んで(聞いて)、「あおくんがね…」と登場人物の話をしてくれるようになり、自然と読書が生活の一部になっていきました。
今では、「今日はどの本読む?」と自分からアプリを開くほど。
「本を開くことが当たり前」という習慣が、ヨンデミーのおかげで自然と根づいています。
ヨンデミーのレベルで読書がもっと楽しくなる理由
「本って、無理に読ませてもあまり意味がない」
これは3人の子どもの読書に向き合ってきて、私が一番実感していることです。
でもヨンデミーのYL(読書レベル)という指標があることで、子どもにとっても親にとっても“楽しく続けられる読書”ができるようになりました。
ここでは、実際に使って感じたヨンデミーレベルの「いいところ」を、子どもと親、それぞれの立場からご紹介します。
子どもにとって「ちょうどいい」難しさだからハマる
子どもが読書を楽しめるかどうかは、「レベルの合った本」に出会えるかどうかにかかっています。
読める本ばかりでは退屈になりがちだし、逆に難しすぎると「つまらない」「わからない」と読むのをやめてしまう……。
このバランスを見つけるのは、親でもなかなか難しいですよね。
でもヨンデミーなら、YLの数値を参考にしながら「あと少しがんばれば読めそう!」な本を選べるのが大きな魅力。
たとえば、うちの息子は「エルマーのぼうけん(YL33)」を読み終えたとき、「次はちょっと長いのに挑戦してみようかな」と自分から言ってきました。
その次に選んだ「ふたりのロッテ(YL38)」もスムーズに読めて、「読書って、けっこう楽しいかも」と言うように。
そして何より、YLが上がっていくのが“ゲームのレベルアップ”みたいで楽しいようです。
「次は40超えの本を読んでみたい!」と、自分で読書の目標を立てるようになりました。
親にとっても成長が見えやすい
親としてもうれしいのは、「読書の成長が見える化されていること」です。
「最近どんな本を読んでるのかな?」
「レベルは上がっているのかな?」
そんな疑問も、ヨンデミーの保護者レポートで一目瞭然。
読書量や読書スピード、YLの推移までしっかり確認できます。
姪が3年間でYL30→53まで伸びたときも、数値で見られたことで「ここまで来たんだな」としみじみ感動しました。
息子の読書記録も、「この時期にYLが急に伸びたのは、あの本にハマったからかも」と振り返るきっかけになっています。
また、提出された読書感想には指導員の丁寧なコメントがついていて、「読んで終わり」ではなく、「読んだあとどう感じたか」まで育ててくれるのが本当にありがたいです。
よくある質問|ヨンデミーのレベルについてもっと知りたい方へ
Q1. YL(ヨンデミーレベル)はどうやって決まるの?
A. ヨンデミー独自の手法で、文章中の「漢字の多さ」「文の長さ」「語彙の難しさ」などを総合的に分析して決定されます。
英語圏で使われている「Lexile指数」を参考にした、日本では珍しい本の難易度指標です。
Q2. うちの子は読書が苦手。そんな子でも使えますか?
A. 大丈夫です!
実際に、我が家の息子も最初は本が嫌いでしたが、YL15くらいのやさしい本から無理なくスタートできたおかげで、少しずつ読書が好きになりました。
今では「もっと難しい本に挑戦したい!」と言うまでに。
Q3. YLの数値は学年に対応しているの?
A. 学年に完全には対応していません。
ヨンデミーは「年齢や学年よりも、読書力に合った本選び」を大切にしており、子ども一人ひとりの読書レベルに合わせた本を推薦してくれる仕組みです。
まとめ|ヨンデミーのレベルは、子どもを“読書好き”に育てる仕掛け
「うちの子、本を読まない…」
「読ませたいけど、どんな本を選べばいいかわからない」
そんな悩みを持つ親御さんにとって、ヨンデミーの「YL(ヨンデミーレベル)」はまさに頼れる道しるべ。
この独自の読書指標があることで、
- 「いまの読書力に合った一冊」に無理なく出会える
- 少しずつレベルアップする喜びを感じながら読書が習慣に
- 感想提出や保護者レポートで、読書の“見える化”もバッチリ
という、子どもにも大人にも嬉しい仕組みが整っています。
また、漢検とのレベル連携や、読書記録を通じた成長の見える化など、読書=知識と自信の土台づくりという点でも非常に優秀。
実際に我が家では、読書が苦手だった中学生の姪も、小学生の息子も、まだ文字が読めなかった娘も、それぞれに合った本と出会い、「本っておもしろい!」と感じるようになりました。
バラバラだった読書のスタート地点も、“ヨンデミーレベル”という共通の軸があったからこそ、楽しく続けることができたと感じています。
「うちの子にも読書の楽しさを知ってほしい」
そう願う方は、ぜひヨンデミーを試してみてください。
きっと、あの子だけの“お気に入りの一冊”に出会えるはずです。
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